―深い河に流れる その歌は 人が生きてきた そして生きていく
その流れのように 美しく 儚く 強い―


あだち麗三郎プロデュースにより、色鮮やかに生まれ変わった9つの歌。
都会の片隅で、小さな芽のように紡がれた歌たちが、今花開こうとしている。
多数のゲストミュージシャンの演奏美と共に、彼女の歌声はさらなる深みを増すことに成功している。
マスタリングエンジニアには坂本龍一やCharaのアルバムを手掛けた小泉由香が担当。
ようやく東京にも本物の女性シンガーが誕生した、と実感させられる一枚だ。

参加ミュージシャン
あだち麗三郎  cero(高城晶平 橋本翼 荒内佑 柳智之) 古川麦(表現) 熊坂義人(catsup) 尾林星(ファンタスタス)住吉梨沙 轟渚 マスダユキ(俺はこんなもんじゃない) 宮城島ゆみ  かわばたてるゆき

comment

Tenköさんのうたを初めて耳にしたとき、
あまりに美しい世界を空に描くものだから、びっくりしました。
ギター一本でうたっている彼女の曲は十分だったけども、
そこに、いろいろアレンジしたら最高に楽しいだろうな、とイメージしていました。
2年経って、そのイメージ以上のものがこうして出来上がってしまいました!
ありがとう。
あだち麗三郎(プロデューサー)

お月さまは
丸く見えます。
丸く見えるから
夜道を丸く照らす。
とんがった部分は
月に照らされて
丸くなる。
ここに流れてる音楽は
まんまる。

傷あとが
なんだかかゆいなぁ
って思った時に
僕はこの「うた達」を思い出すでしょう。
うん。
有馬和樹(おとぎ話/ギターボーカル)

「ピーナツ・クリーム・キス」「明日」の歌詞にある
日常のなかで、無意識に希望と絶望が交差する感覚。
それは、柔軟で、ある意味矛盾している女の子特有の強さ。
この感覚って私にもある!と気づいて、なんだか勇気が出ました。
森本可南(ライター)

初めてTenköちゃんの歌を聞いたのは下北沢のARTIST。たった一曲ギターで弾き語りしていた。あれからもう7年近くたったけれど、久々に聞いたTenköちゃんの歌声はあの時と同じように柔らかで優しくて、あの時よりもずっと潔くて、赤裸々で、気が付いたら私は服も、靴も、嘘も、本当も、そして思い出も引っ剥がされて裸で立たずんでいた。耳に残るTenköちゃんのぬくもり。空みたいな、路地に吹く風みたいな。
また会える日を楽しみにしているよ。
スパン子(福/アコーディオン)